コラム
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解体工事の工期について
2022年10月07日
今回は、解体工事が始まってから終わるまでの工期についてご紹介いたします。
単に解体工事といっても、木造住宅から工場、高層ビルなど大小さまざまな建物を解体しています。
そのため、工事の規模はそれぞれあり、全てが同じように終わるとは限りません。
構造別の工期
工法や工事中の天候、住宅の造りの違い、工事する面積等の規模の大きさなどさまざまな要因で工期が前後することがあります。
ここでは、一般的な目安となる延床面積25坪程度の建物を解体した場合の工期をご紹介します。
〇木造
一般的に木造住宅が一番解体しやすい建物とされています。
延床面積25坪程度で、工期は3~10日程だと言われています。
工期が伸びる原因としてあげられるのは、工事現場の立地です。
重機が入れないような狭い住宅地の解体工事ですと、その分人力での解体となるため工期が伸びることもあります。
〇鉄骨造
鉄骨造は、梁や柱などの骨組みに鉄骨を用いた建物のことです。
鉄骨造は別名S造と呼ばれています。スチールの頭文字であるSが由来です。
頑丈な造りになるため、一戸建てだけではなくビルや工場や倉庫などの大きな建物は鉄骨造のものが多いです。
延床面積25坪程度で、工期は10~20日程度と言われています。
〇鉄筋コンクリート造
主に柱や梁、床・壁が、鉄筋とコンクリートで構成されています。
遮音性や耐火性に優れ、中高層ビルやマンションなどに使われる工法です。
延床面積25坪程度で、工期は2週間程度と言われています。
大きな建物になると、工期は比例して伸び2ヶ月にいたることもあります。
〇鉄骨鉄筋コンクリート造
鉄筋コンクリートと鉄骨を組み合わせた構造です。
超高層ビルやマンション、大型施設などに用いられます。
鉄筋コンクリート造よりも耐久性があります。
延床面積50坪~100坪程度で1~3ヶ月と言われています。
高さや敷地面積が広い大きな建物が鉄骨鉄筋コンクリート造で作られることが多いため、その分だけ解体工事も工期が伸びます。
まとめ表
延床面積25坪程度の場合
・木造・・・・・・・・・・・・3~10日程度
・鉄骨造・・・・・・・・・・・10~20日程度
・鉄筋コンクリート造・・・・・2週間以上
・鉄骨鉄筋コンクリート造・・・1~3ヶ月
※鉄骨鉄筋コンクリート造は50~100坪換算
このように、解体工事は同じ工法で行っても住宅の造りや土地の大きさなどによりかなり工期が変わります。
最後に
工期は工事の期間であって、
依頼から、工事の終了までの期間ではありません。
一般的な木造住宅の解体工事の場合、工期は10日ですが、
解体業者を探し、作業をすべて終えるまで早いと2週間、遅いと1ヶ月かかることもあるそうです。
依頼主はその1ヶ月ほど前から業者とコンタクトを取り、見積りなどを取りながら依頼をします。
さらに、工事の届出や解体する建物の中の片付けなど工事に行わなければならない事も多いです。
解体工事の前からやることが多いため、工事以外のことで時間をとられることがあります。
工期はあくまでも業者が工事を行う期間であり、工事の届出などといった事務は含まれません。
時短をするためには、
早めに業者を選び、業者と多くのコミュニケーションを取ることが重要になります。
株式会社北斗では、解体業や金属リサイクル業をおこなっております。
解体などで何かお困りごとや相談ごとがありましたら、
是非当社ホームページからお問い合わせ下さい。
お待ちしております。