コラム
column
工事中に発生するトラブルについて②
2022年09月06日
前回に引き続き、解体工事に関するトラブルについてご紹介いたします。
今回は、工事中に発生するトラブルになります。
どのようなトラブルがありがあるのか把握し、未然に防げるようにしましょう。
解体工事中のトラブル
工事現場でのトラブルはもちろんですが、
現場外でのトラブルというのも発生してしまうことがあります。
工事がうまくいっていてもそれ以外の所でもめごとになるというのは嫌だと思います。
そこで、どのようなケースが想定されるかいくつか紹介いたします。
①騒音や振動の問題
解体工事を行うにあたり建物を壊すということで、
重機や工具を使用し建物を解体したり、廃材を運ぶトラックが頻繁に走ることにより、
振動や騒音は必ず発生します。
何の対策や説明もなしに大きな音や振動が発生する工事を行えば、
ほぼ必ずクレームになりトラブルに発展してしまいます。
これらは、事前に近隣住民に挨拶をし、工事の期間や時間を伝えることで、
工事への理解を深めてもらいトラブルを回避する必要があります。
また、以前紹介したコラム【解体工事ができる時間について】にてお話させていただいた、
騒音規制法による取り決めがあり、
第1号地区(住宅地・商業地)
時間帯・・・・・・・・・・午前7時から午後7時
1日の作業時間・・・・・・10時間以内
作業日数・・・・・・・・・連続6日
と定められています。
指定された時間以内で工事が行われないか、業者と依頼者でしっかりと話すことが大切です。
②塵や埃の飛散問題
こちらも、騒音と振動と同じように塵や埃は工事を行う上で必ず発生するものです。
ですが、こちらも①の問題と同じで発生してしまう以上はしっかりとした対策で近隣住民への配慮を行わなければなりません。
養生・防塵シートを工事現場の周りに設置するなどの対策が必要です。
業者によっては養生・防塵シートの状態が悪いものだったり、不備があるものがある場合があります。
依頼人と業者でどのように対策を行うのか話し合うことが重要になります。
③業者のマナーが悪い
態度の悪い作業者や、身だしなみがしっかりしていない柄の悪い人がいると、
近隣住民からクレームになることがあります。
現在はあまりないですが、路上で歩きたばこをしていたり、大声で話していると、
子供が怖がってしまったり、不安に思う人がいます。
このような工事現場外の問題でトラブルにならないように、
依頼人も注意するなどといった対応が必要な場合があります。
④隣家や公共物の破損
作業中の事故やミス、大雨や暴風等の自然災害で、
隣家や公共物を破損させてしまう事故が発生してしまうことがあります。
万が一このような場面に直面してしまったときも考え、保険に入るといった対策もあります。
公共物が破損した場合は、速やかに地方自治体に連絡を行うことが重要です。
⑤追加工事や工期の延長
住宅の下に何かが埋まっているといったことがあります。
見積りを行った段階では分からないため、追加で費用を払ってから工事をすることがあります。
このような場合もあるので業者と見積もりをする際に追加工事について詳しく聞いておくことが大切です。
また、工期の延長は自然災害等のさまざまな状況により発生してしまうことがあります。
しかし、業者の都合で作業が進まないといった場合は、
信用問題に関わることなので依頼主はしっかりと説明を受ける必要があります。
トラブルを防ぐには
このように解体工事中は様々なトラブルが発生する場合があります。
トラブルを未然に防ぐために、
依頼人自身を守るためにもしっかりと業者とコミュニケーションを図り、
近隣住民への配慮を怠らないということが重要です。
また、信頼できる業者を探すということもとても重要なことです。
各都道府県のホームページ等で登録・許可を得た業者を探すことができます。
一番良いことは、トラブルにならないことです。
様々な要因で発生する可能性のあるトラブルをこのコラムを通して身近に感じてもらい、
しっかりとした業者選びをしていただきたいです。
株式会社北斗では、解体業を行なっています。
解体工事に関する疑問や相談ごと、ご要望がありましたら、
是非お問い合わせください。
お待ちしております。